千葉市の外壁塗装で後悔しないために!手抜き工事を見抜くチェックポイント
外壁塗装は決して安価な工事ではなく、施工の質によって家の耐久性や美観が大きく左右されます。
残念ながら、一部の業者では手抜き工事が行われることもあり、施工後に塗料の剥がれや雨漏りなどのトラブルに繋がるケースが報告されています。
ここでは、千葉市で戸建てやマンションなどの外壁塗装を考えられている方に向けて、手抜き工事を見抜き、安心して外壁塗装を依頼するためのポイントをまとめました。
千葉市の外壁塗装で見られる手抜き工事の例
ここでは、外壁塗装でよくある手抜き工事の実例について紹介します。
不適切な足場の使用
外壁塗装では安全に作業するために足場が欠かせません。 簡易的な単管足場を使用するとコストを抑えられますが、安全性が低く、職人の作業の精度が下がり、その分仕上がりにも影響が出てしまいます。
高さが2m以上の作業では、単管足場だけでは十分な安全性を確保できない場合があります。これは、労働安全衛生規則 第571条で単管足場の設置基準が定められており、手すりや固定方法などの安全措置が必要とされているためです。
千葉市で安心して外壁塗装を依頼するなら、しっかりと固定され安定したクサビ式足場を使用している業者を選ぶことをおすすめします。
高圧洗浄を省く
塗装前に外壁の汚れを落とす高圧洗浄は、塗料の密着性を高めるために重要です。高圧洗浄を省略すると塗料が剥がれやすくなるため、施工前に洗浄をきちんと行うか確認しましょう。
養生が不完全
養生とは、塗装をしない部分に塗料が飛散しないように、マスキングテープやビニールシートを使用して保護する作業です。
窓やエアコン、車、土間など塗装しない部分を保護する養生が不十分だと、仕上がりに塗料が飛び散ってしまいます。
外壁塗装においては養生の仕上がりが完成度を大きく左右するほど重要な工程で、細かい部分まで丁寧に養生を行うと、非常に手間のかかる作業です。優良な業者は、この養生にこだわります。
しかし経費や手間を抑えるためにこの養生に手を抜くような業者も存在します。
作業前にどの範囲を養生するか確認し、丁寧に行う業者を選ぶことが大切です。
外壁のひび割れ補修などの下地処理が不十分
外壁塗装をする前には、ひび割れの補修など適切な下地処理は欠かせません。
悪徳業者の中には、ひび割れの補修をしないような業者も存在しています。もしもひび割れを補修しないまま上から塗装してしまうと、塗装をした後でもひびが浮き出たり、ひび割れが進行して雨漏りの原因になることもあります。
また下地処理を適切に行わないと、下地と塗料の密着率が低下して、塗装が長持ちせず、塗料の浮きや剥がれの原因となってしまいます。
また、深いひび割れに対して、Vカット工法などの適切な補修を行わない業者も存在します。深いひび割れに対して普通にコーキングを打つだけでは奥まで補修材が届かず、補修が不完全になってしまいます。
ひび割れなど下地の状態を見極めたうえで、最適な補修を行うような業者に依頼することがとても重要です。
塗装の回数が少ない
外壁塗装では、塗料によって塗り回数が定められており下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りが基本です。
このうち、中塗りと上塗りでは同じ塗料を使用します。
悪徳業者の中には、中塗りや下塗りを省略するような業者もいます。
塗ってしまえば仕上がりはきれいに見えてしまうため悪質な手法です。
もしも塗り回数が不十分だと、塗料は建物を保護するという役目を十分に果たせず、塗装後に耐用年数よりも早く剥がれてしまいます。
見積り書の工程や、施工途中の写真を送ってもらうようにしましょう。
またホームページなどの過去の施工例で、しっかりと工程をふんでいるかどうか確認しておくと安心です。
塗料の希釈量を守らない
外壁塗装で使用する塗料は、使用前に、水性の場合は水で、油性の場合はシンナー(溶剤)で希釈して使用します。
この希釈率というのは、塗料によって決まっています。
決められた量よりも薄めて使用するような業者もいるため注意してください。
規定よりも薄い塗料は十分な塗膜が形成できず、耐用年数も短くなってしまいます。
塗装の乾燥時間が不十分
塗料にはそれぞれ乾燥時間も定められています。
この乾燥時間は雨などの気候条件にも変わってきます。塗料は、次の塗料を塗る前に十分に乾燥していることが重要です。
もしも乾燥が不十分なまま上から塗装してしまうと、密着が弱くなりはがれやすくなってしまいます。
工期を短縮する目的で十分な乾燥時間を設けないような業者もいるため注意してください。
契約と異なる塗料の使用
契約書に記載された塗料と異なる塗料を使う業者もいます。
安い塗料で施工するとコストは抑えられますが耐久性が低くなってしまうため、契約通りの塗料を使っているか確認してください
雨天での施工
基本的に雨の時には外壁塗装は行いません。
これは、メーカーや国土交通省の「公共建築改修工事標準仕様書」に「気温が5℃以下、湿度が 85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。」と記載されているためです。
湿度が多いと塗膜の形成がうまくいかず、耐用年数が下がる影響があるためです。
そのため雨天でも塗装を行っているような業者は、品質を考慮せずに工期を短くすることを優先していると考えられるため注意してください。
手抜き工事をされた場合の対処法
ここでは、手抜き工事が発覚した場合の対処法についてご紹介します。
業者にやり直しを依頼する
発覚した内容を具体的に伝え、施工のやり直しを求めます。
支払い前に気付けば、トラブルを避けやすくなります。
第三者機関への相談
手抜き工事があったのに業者にやり直しを拒否された場合などは、第三者機関に相談しましょう。
住宅リフォーム紛争処理支援センターや消費者センター、弁護士などに相談して、裁判外で解決するADR(裁判外紛争解決手続)の活用も可能です。
- 独立法人国民生活センター(消費者センター)
- 住宅リフォーム紛争処理支援センター
- 弁護士
国民生活センターでは、裁判によらない超低などの解決を目指すADR(裁判外紛争解決手続)の仲介も行なっています。
実際に、外壁塗装工事で手抜きをされたケースで、業者に対して工事費の全額払い戻しを要求し、返金されたケースもあります。
手抜き工事を防ぐための対策
ここでは、手抜き工事を防ぐための対策をご紹介します。
現地調査を丁寧に行う業者を選ぶ
外壁塗装の見積もりを依頼した際に、業者は現地調査を行いますが、この現地の調査や建物の点検を時間をかけて丁寧に行う業者を選ぶようにしましょう。
現在の建物の寸法だけでなく、どんな状態で劣化がどこまで進んでいるか、どこの補修がどの程度必要かを丁寧に見てくれる業者は信頼できます。
逆にいうと、ろくに建物も見ずに見積もりを出してくるような業者は避けるのが安全です。
見積もりの内訳を確認する
見積り書に工事の工程や、使用する塗料名や分量など細かく内訳が記載されている見積書をだしてくれる業者を選びましょう。
何回塗りか、どのメーカーの塗料を使用するのか、下地処理は含まれているかどうかを確認しておくと安心です。
安さだけで業者を選ばない
外壁塗装はけして安い工事ではないため、どうしてもなるべく安く抑えたいと一番安い業者に依頼されることもあるかと存じます。
しかし他よりも明らかに安すぎる工事には何か理由があるものです。
まっとうな工事を行うためには、人件費や塗料代、足場代、養生代などの必要経費は欠かせません。
これらを削るということは、工事に必要な工程や作業を削っているということが考えられます。
安さのみを謳うような業者は避けて、評判や実績を確認して適切な価格の塗装業者を選ぶのが手抜き工事を避ける大事なポイントです。
施工中の報告を写真付きでこまめにしてもらう
工事中も、不在の時にはLINEなどで工事の進捗を写真付きで送ってもらうようにしましょう。
特に下塗りや中塗りは仕上がってしまうとわからないため、手抜きが多いポイントです。
手抜きをするような業者はまめに写真を送って報告するようなことはしないことがほとんどです。
なにも言わなくても不在の時にもこまめに連絡してくれる業者は安心できます。
また、もしも手抜き工事が発覚した際に、工程の写真があると証拠になります。
まとめ
外壁塗装は、施工の質によって家の耐久性や美観が大きく変わります。
手抜き工事のリスクを理解し、業者選びのポイントを押さえることで、安心して工事を任せることができます。
千葉市で外壁塗装や屋根塗装を検討される際は、施工実績が豊富で誠実な対応をしてくれる業者を選ぶことが、長持ちする仕上がりのための第一歩です。
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