木部用の高性能塗料「キシラデコール」〈特徴・塗装部位ごとの費用!〉
はじめに
ウッドデッキや木製フェンス、破風板、濡れ縁(縁側)など、屋外の木部は紫外線や雨風の影響を受け続けるため、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。 木部塗装を検討している方の中には「検索したらキシラデコールって出てきたけど、どんな塗料?」「ペンキとどう違う?」「何色が選べる?」「塗装費用はどのくらい?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
キシラデコールは、発売から50年以上の実績を持つ木材保護塗料で、住宅から公共施設まで非常に幅広く使用されています。この記事では、キシラデコールの特徴や色、耐用年数の考え方、費用の目安まで解説します!記事後半では、クリーンペイントでのキシラデコール塗装の施工例もご紹介致します。
キシラデコールは木目を活かす木材保護塗料

キシラデコールは浸透型の木材保護塗料です。
屋外木部・屋内木部に使えるシリーズがそれぞれ展開されています。
一般的なペンキのように木の表面へ「厚い塗膜を作る」のではなく、塗料が木材内部へ「浸透」することで木を保護する仕組みになっています。そのため、木目や木の質感を残した自然な仕上がりを目指せるのが大きな特徴!メーカーでは、防腐・防カビ・防虫効果を備えた木材保護塗料として紹介されており、日光や風雨から木材を守る耐候性も特徴とされています。
クリーンペイントでも、美しい見た目をお求めの方、腐食せず長持ちさせたいという方にまで自信を持ってお奨めしております。浸透型であるため、塗膜の膨れや割れが起こりづらく、再塗装時のメンテナンス性にも配慮された製品です。
キシラデコールの特徴|なぜ木部塗装によく選ばれる?
キシラデコールの特徴は、木材の内部へ浸透して保護性能を発揮すること。表面だけを覆う塗料とは異なり、木の通気性を保ちながら防腐・防カビ・防虫効果を発揮できます。木は自然素材ですから、呼吸(湿気を吸いこんだり吐きだしたり)する作用があります。その作用を阻害せず、いきいきとした木部を維持できるのがキシラデコールの強みでしょう。
また、耐候性顔料によって紫外線や雨風による色褪せを抑えやすく、屋外木部の豊かな色合いを保ちやすい点も特徴です。 ただし、注意したいのが「防虫」効果について。防虫の対象はヒラタキクイムシなどの木材害虫であり、シロアリを対象とした防蟻効果はありません。
シロアリの食害をしっかり対策したい場合には、害虫駆除薬剤を使用した施工が必要です。
キシラデコールは室内でも安全に使える?臭いは強い?

DIY塗装の塗料選びで、キシラデコールを候補に挙げる方も少なくありません!
また、店舗などでは「変な臭いがするのでは」と心配されることも。
注意したいのは、キシラデコールは製品によっては室内使用不可な点。
中でも、油性シリーズや「水性キシラデコールエクステリア」「水性キシラデコールウッドコート」などは屋外木部用で、屋内には使用できません。一方「キシラデコールインテリアファイン」のような製品は屋内木部用。安全に塗ることができ、水性の微臭タイプです。
基本的に、耐久性に特に優れた油性タイプのキシラデコールは、臭気もある程度強いです。塗料の臭いと言えば想像しやすい、つーんとする臭いがあります。キシラデコールに限ったことではありませんが、慣れていない方だと、多少は気になってしまうことと思われます。特に変わった臭気がある訳ではなく、シンナーに似たよくある臭い、と説明できます。日数が経てば段々と慣れてくる臭いです。
内装塗装の場合も、低臭タイプということもあり、段々「最近塗装工事をしたのかな?」という程度の臭いに薄れていきますので、特段心配される必要はないことと思います!塗装後は、内装であれば換気を繰り返し行い、空気をよどませないことが対策になります。
キシラデコールの色は豊富?人気カラーも紹介!
外壁やサッシの色、お庭など、雰囲気に合わせて幅広く選べるため、木部塗装では色選びも楽しみですよね。
キシラデコールは豊富なカラーバリエーションが用意されています。
木目を活かした明るい色から、重厚感のある濃いブラウン系まで選択できます!

代表的なカラーには、やすらぎ・ピニー・チーク・ウォルナット・マホガニ・スプルース・オリーブ・ジェットブラック・ワイスなどがあります。クリーンペイントで特にお客様から選ばれることが多いのは、薄くナチュラルな「やすらぎ」。また、家具の塗装等では落ち着いた印象を与える定番・ウォルナット、温もりあるカスタニも人気です!

こちらが「やすらぎ」で塗装された木製ベンチ。透明感があり木目をそのまま楽しむことができます。
仕上がりは白木に近いですが、透明ではなく、薄く色がついています。
(※一例です。調色することで色合いは変えられます)
クリーンペイントでは、繰り返し試し塗りを行い、こだわりのカラーを出せるまで丹念に調色させていただきます!わずかな一滴で大きく色が変わりますので、通常、調色工程には30分以上かけて行っています。また、同じ塗料でも木材の樹種や傷み具合、塗料の吸い込み具合によって発色は変わります。塗装のプロとして、ただお客様のご希望の色を採用して終わりではなく、実際にイメージされている色に仕上がるかどうか、下地の様子を見つつ判断しております。
メーカーも実際の仕上がり確認として試し塗りを推奨しているため、施工前には色見本だけで判断せず、実際の木部で確認することが大切です。クリーンペイントでは、木板での試し塗りの結果をお客様にご覧いただけるようにしています。

出典:https://www.xyladecor.jp/lecture/guide/color/
「前は白木風だったけど、レッド系に塗り替えてみよう」「ブラックでかっこよく塗り替えよう」等、色選びを楽しむことができますね。ドアやフェンス、棚など、ワンポイントの塗装なら思い切って遊び心を加えてみるのも選択肢!
キシラデコールの耐用年数は?塗り替え時期は?

「キシラデコールは何年持ちますか?」という質問は非常に多いですが、正直に言うと、メーカーは住宅ごとの一律な耐用年数を保証しているわけではありません。木部塗装の寿命は、日当たりや雨の当たり方、木材の種類、立地環境などによって大きく変わります。例えば南向きで強い紫外線を受ける木部や、雨が直接当たる木部では劣化スピードが速まります。
そのため「絶対に~年持ちます」と断言はできませんが、当社で採用している油性タイプのキシラデコールであれば、経験上4~5年といったところと思われます。ただ、この数字は、木部塗装の要である下地調整(研磨や本格的なプライマーの使用)を行っての結果です。「とりあえず綺麗な色に塗ってみたい」という目的で、一般の方がDIYで塗られる場合は、2~3年程で傷んでくることも考えられます(もちろんそれがいけないという訳ではありません)。
年数が経つと、段々と色褪せ・撥水性の低下・ささくれ・表面の汚れなどが起こりますので、これらのサインを塗り替え時期の目安にするのがおすすめです!使用環境によって持ちはかなり変わるため、様子を見て判断するのが良いでしょう。
キシラデコールで塗装する際の工事費用は?
工事費には塗料だけでなく、高圧洗浄やケレンなどの下地処理、養生、場合によっては足場代なども含まれます。また、当然、外壁・木製フェンス・ウッドデッキ・破風板・家具など、施工箇所によって作業量も異なります。
以下は、当社でキシラデコールでの木部塗装をご依頼いただいた際の費用目安です。
当然、傷み具合や面積など、既存の状態により金額は上下しますため、現物確認した後にお見積もりの確定金額をご提示させていただきます。必ずしもこちらの費用目安に沿うかたちとは限りませんが、気になる際はいつでもお問い合わせくださいませ。
⭐クリーンペイントでのキシラデコール塗装の費用目安
テーブルや棚など家具塗装:5万円〜
お客様の方で「高耐久性」「最高の仕上がり」等に特にこだわられておらず、サービス塗装程度の物であれば5万円でも塗装可能です!(家具の大小によります)一方、着色・クリヤー等の本格的な工程を踏む場合、費用目安は10万円程~になります。
ウッドデッキ塗装:8万円〜
状態により、洗浄が必要な場合は10万円以上の費用目安です。面積や、塗り潰しか着色かどうかによっても費用にバラつきが出ます。
フェンス塗装:8万円〜
基本的には、上記ウッドデッキと同様に考えられます。
隣家との隙間幅によっては、塗料の飛散防止対策をしっかりと行う必要があるため、費用が上がります。
※記事下部にて、費用6万円の木製フェンス塗装例をご紹介しています!
▷千葉市稲毛区にて店舗外構の目隠しフェンス塗装工事
板張り・木造の外壁塗装(標準的な大きさの戸建て):足場代込み 60万円〜
キシラデコールが向いている木部・向いていない木部

キシラデコールは、ウッドデッキや木製フェンス、木製手摺り、破風板、柱など幅広い木部に使用されています。 一方で、木部の腐食が進んでいる場合や、木材そのものが傷んで交換が必要な状態では、塗装だけでは改善できません。
例えば、長い間ノーメンテナンスだったウッドデッキで木材が脆くなっているケース。あるいは、破風板が捲れたりボロボロになったケースなどです。ウッドデッキは一部差し替えか全体交換、破風板は板金でカバーするなどの対策が必要でしょう。
塗装はあくまで木材を保護するメンテナンスであり、腐朽した木材を元に戻す工事ではないため、根本的に強度が落ちた建材は交換することが望ましいです。特にウッドデッキなどでは、安全が関わるため修理を検討することが大切です。
クリーンペイントでのキシラデコール木部塗装例
キシラデコールは、当社でも信頼して採用している木部塗料です。これまでに千葉市内で、家具塗装から木造住宅外壁塗装まで、キシラデコールを使って幅広くご対応して参りました。一部ご紹介致します!
⭐千葉市稲毛区にて店舗外構の目隠しフェンス塗装工事
千葉市の店舗オーナー様より「室外機などが見えないよう木製フェンスを設置したい」とご相談をいただきました。設置からフェンス塗装までまとめてお任せいただけました!1日で完工・6万円の木部塗装でした。
Before

新たに設置した木製フェンス。「この雰囲気のままいきたい」ということでグレーに塗装することに。

キシラデコールのグレーカラーで、小さなハケを用いて隙間まで塗り込み。塗料の吸い込み具合を見ながら、足りない部分には塗り重ね、よく乗る部分はウエスで拭き取ったりして調整します。
After

垢ぬけてお洒落な印象の木製フェンスとなりました。
美しさはもちろん、屋外での紫外線ダメージ対策(耐候性)や、防藻防虫効果もメリット!
⭐千葉市中央区にて専門学校の新築内装〈木部塗装〉
Before

コルクがそのままの新築内装。
木の素材が透けて見えるような白い塗装をご希望されていました。
After

まず、内装木部に適した低臭「水性キシラデコールインテリア」で色付け。
続いて木部表面を整え、仕上げの密着性を高めるため「水性サンディングシーラー」を下塗りしました。研磨を繰り返して、最後に「水性艶消しクリアー」で仕上げ。絶妙な加減の色付けができました。
空間を柔らかく演出しています!

トイレ内装も、大胆な木の素材感を活かしてクリア塗装。
▷元記事:千葉市中央区にて専門学校の新築内装塗装〈マット仕上げ〉
⭐千葉市稲毛区にて木製収納棚の塗装〈着色・クリア塗装〉
何度もご依頼頂いているお客様より、家具・収納スペースの塗装をご依頼いただきました。
新設された木製の棚を「おしゃれに仕上げてほしい」とご希望でした。
Before

新設された木製棚。木材がむき出しです。

ハケよりもムラを起こしにくい塗装用パッドで、キシラデコールを塗っていきます!何も考えずに塗ると、木部は継ぎ目にばかり色が濃く乗ってしまいます。今回は、継ぎ目を隠せるよう、なおかつムラが出ないよう熟練職人の手で調整しました。
こうして着色キシラデコールで2回塗装後、サンディング(トップコートの塗料が均一に乗るよう整える工程)です。サンディングシーラーを塗布し、研磨を繰り返し行って、木材が塗料を吸い込まないように。当社では、よく手で触れる木部なら最低3回繰り返して、優れたなめらかさを実現しています。手触りの良さはご好評いただいております!
サンディング後、クリア塗装3回で光沢仕上げに。
After

こっくりと深いダークブラウン。上質な印象の棚になりました。
濃い色であっても木目を潰さない塗装で、ご満足いただけました。

収納スペースの内装クリア塗装はこのように仕上がりました。
適度な光沢が美しく、手で触れたくなるような木のなめらかな風合いを実現。
▷元記事:千葉市稲毛区にて木製収納棚の塗装〈着色・クリア塗装〉
⭐千葉市中央区にて木部塗装・アク汚れ洗浄〈お寺の美観回復〉
Before

現場は千葉市のとあるお寺。
境内の手すりや柱など、木部の色褪せ・汚れが気になるとご相談がありました。「アクロン」等のプロ用薬剤で入念にアク洗いを行ったのち、キシラデコール「やすらぎ」で塗装致しました!
木の内部に溜まった汚れ成分を、薬剤の効果で吐き出させ、清浄になったところへ浸透型のキシラデコールを塗装します。
After

木部設備を新調したように綺麗になりました。キシラデコールによる美しい発色が、境内を明るく、手入れの行き届いた印象に導いてくれています。
▷元記事:千葉市中央区にて木部塗装・アク汚れ洗浄〈お寺の美観回復〉
ほかにもキシラデコールでの塗装例がございますので、施工実績一覧よりぜひご覧ください。
千葉市で木部塗装をご検討の方へ

ここまでお目通しいただき、ありがとうございます。
施工例のご紹介も含め、この記事が木部塗装をご検討の方のお役に立てれば幸いです。
国内でも最も信頼の厚い木部塗料「キシラデコール」。
新築木部塗装も、経年劣化した木部のメンテナンスにも、特に理由のない限り、責任をもってお奨めできる性能です。
木部は住宅の中でも自然素材ならではの温かみがありますが、その分だけ紫外線・雨風の影響を受けやすい部分でもあります。色褪せや汚れが気になり始めた段階で状態点検し、木材に合った塗料や施工方法を選ぶことが、大きな修繕費用をかけずに美しさを保つポイントです。
クリーンペイントでは、「補修や交換が必要?」「汚れが酷くてきれいにしたい」「木部の色選びが不安」など、木部メンテナンスに関してどんなご相談も承っております。千葉市を中心に、千葉県全域から東京都の一部まで近隣エリアにご対応可能です。もちろん、キシラデコール以外の木部用塗料も状況に合わせてご用意できます。木製家具から外壁、ウッドデッキ塗り替えまで、木部塗装で気になることがありましたら、いつでもお問い合わせくださいね!