台風で塩害の危険度増?千葉に住むなら「塗装」で錆び対策
千葉で住宅塗装やメンテナンスを考える際、見逃せないのが「塩害」。
千葉で塩害というと、「海のすぐ近くの家だけの問題」と考えられがちです。しかし、実際には海から飛んでくる塩分を含んだ粒子は風によって運ばれるため、海岸からある程度離れた住宅でも影響を受けることがあります。混み入った建物の周囲で風の動きが変化し、海側よりも内陸側で飛来塩分量が多くなる場合があることも実測されています(出典:026-01-1124.pdf)。
海からの距離だけでは、千葉県での塩害リスクを推し量ることはできないのです!
そして、特に注意したいのが台風の接近後。
塩害は風の影響で引き起こされるものであるため、台風という気候状況を無視するべきではありません。
今回は、千葉市の地域密着塗装店として、千葉の土地ならではの「錆び」リスクについて詳しく解説していきます!
台風で塩害が悪化することはあるの?
結論からいえば、あります。
錆びの進行を見逃さないよう、台風前後は塗装メンテナンスの意識を高めていただくことが大切と言えます。
ただし、台風ならすべて塩害を悪化させるとは限りません。
台風が接近すると、強風によって海面が激しくかき乱され、海から発生する海塩粒子が風によって運ばれやすくなります。実際に強風時の飛来塩分について行われた研究では、台風のように強い風が海岸から内陸へ吹き込む状況が、飛来塩分の増加に関係することが示されています。
一方で、台風の雨には塩分を洗い流す効果も。
沖縄で行われた鋼材の大気暴露試験では、台風によって飛来塩分量が大きく変化し、台風直後に腐食量が増えたケースが確認されています。その一方で、別の台風では、台風を経験した試験片と経験していない試験片の長期的な腐食量に大きな差が見られませんでした。つまり、台風ごとに飛来塩分量や降雨量などの条件が異なるため、腐食への影響も変わるとされています。
出典:中野敦・押川渡「沖縄における大気腐食に及ぼす台風の影響」『材料と環境』

つまり、台風は「塩分を運ぶ力」を強める一方、「雨で洗い流す力」も強めるという、少し複雑な関係にあります。
「台風が来る=塩害が一気に進行する」と断言はできないというわけです。強風によって海塩粒子が大量に飛来する一方、激しい雨には付着した塩分を洗い流す作用もあるため、台風の塩害への影響は、雨量、風向きと建造物の並び(内陸部でも風が吹き込んで塩害リスク)、海岸からの距離などによって変化します。
毎回必ずではないが、台風による塩害の進行は実際にあると考えるのが適切でしょう。
錆び対策の観点で、台風の通過後に金属部材・外壁周り・屋根周りの状態を確認しておくことは十分意味があります。サビが進行しているなら、深刻化して部材交換等が必要になる前に、塗装メンテナンスを行うことが最善です!
プロの塗装工事では、電気工具を用いた入念な下地補修からしっかり手入れできます。
科学的に「塩害」と「塗装」をみてみよう!🌊
海水には塩化ナトリウムなどの塩分が含まれています。
海面は風によって波が砕けるときに細かな海塩粒子が発生し、それが大気中へと放出。
風に乗って運ばれ、金属部材、外壁や屋根に付着します。
金属の腐食(錆び)では、水分・塩分が関わっています。塩分が付いた金属表面に、さらに水が付くと、塩化物イオンを含んだ水膜ができ、腐食反応が進みやすくなります。塩害の正体は単純に「塩が付いたから錆びる」というものではなく、海塩粒子+水分+金属という環境がそろうことで腐食が進行しやすくなる現象です。

「うちは海沿いじゃないから、塩害対策はいらない」とは言えないのです。実際に、花見川区・稲毛区・若葉区・中央区は全域が弱塩害地域に指定されています。(『東京電力パワーグリッド供給エリア塩害マップ』参考)
風向きや風速、周囲の建物、地形、住宅の向きなどによって、同じ地域でも塩分・水の付着量に差が生じます。日当たりが悪かったり、水はけのよくない金属部などでは、特に錆びが深刻化しやすいため注意が必要です。クリーンペイントの金属部塗装では、必要に応じた強力な錆び止め塗料・錆び転換材を使用し、千葉市の塩害リスクを考えた徹底的な錆び対策を行っています。

素朴な疑問ですが、なぜ塗装を施すと、金属を塩害から守ることができるのでしょう?
キーワードは「膜」。塗料は液体ですが、塗って乾燥・硬化すると、薄い固体の膜を形成します。
塗装後、まず水や溶剤などの揮発成分が抜け、その後、樹脂同士の結合や硬化反応で塗膜が形成されます。完成した塗膜は、金属表面を覆う「保護膜」として働きます。微細な海塩粒子もシャットアウトする、柔軟な膜としてはたらくのです。この基本は変わりませんが、保護膜の性能・耐久性については、塗料の種類(シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料, etc.)によって大きく変わります。
例えば、住宅用に広く使われるシリコン塗料には、大きく分けて、樹脂・顔料・添加剤・溶媒(水や有機溶剤)といった成分が含まれます。一般的なシリコン塗料では、シロキサン結合(Si-O-Si)という緻密な構造が活用されています。この強固な構造によって、耐候性や耐水性、密着性などを高めた多くの塗料が作られるのです!
⭐塗料の種別によっては「親水性の高い塗料」「撥水性の高い塗料」などがあります。
親水性が高いということは、塩を含む付着物を、雨とともに洗い流す機能が優れているということ。
撥水性が高い場合は水を強力にバリアしており、錆びの化学反応も進みません。
クリーンペイントで塩害対策・錆びメンテナンスに採用している塗料の一例!
エスケー化研『マイルドサビガード』

優れた防食性(錆び止め効果)と密着性を特徴としています。鉄はもちろん、ステンレスやアルミニウム、各種旧塗膜にも対応できるため、幅広い金属部材のサビ対策に向きます!速乾性で、約3時間後に上塗りが可能な場合も(気温23℃前後)。施主様にとって工期短縮の面でも貢献できます。他の材料と調合攪拌せずそのまま塗れるため、施工品質が非常に安定します。
BAN-ZI『サビキラーPRO』

いかつい見た目の通り、性能も強力です。
こちらは錆び止め塗料ではなく「錆び転換材」と呼ばれるもの。
簡単に言うと、悪性でどんどん広がっていくような錆びを「良性」に変え、止める機能を持ちます!
驚くべきことに、千葉県内でも特に潮風の影響が強い地域の塗装工事では、工事期間中にもう錆びの化学反応が起こり出すことがあります・・・。そういった特に塩害危険度の高い場面でも、サビキラーは活躍します。クリーンペイントでは、サビキラー塗布後にさらに錆び止め塗料でしっかりと覆い、頑丈な土台を作っています。錆びが深刻化した鉄骨階段などでも、信頼して使用しています。

↑ 千葉市で行った、サビキラーPROとマイルドサビガードを併用しての鉄骨階段塗装です!
▷元記事:千葉市稲毛区にて鉄骨階段の塗装工事
塩害対策では「小さな金属部」の錆びを見逃さないで
塩害対策をするといっても、具体的にどの部位に、どんな方法で対策すればいいか迷う方もいるかもしれません。
当然、金属屋根(特に瓦棒トタン屋根)、鉄骨の錆び、車の錆びなどはイメージしやすいですよね。
さらに、建物の塩害対策で忘れずメンテナンスしていただきたいのは、小さな金属部材です!
・シャッターや雨戸の金属部分
・換気フード
・雨樋の支持金具
・屋根の棟板金を含む各板金
・板金を固定しているビスや釘(←盲点となりがちです)
・ベランダ周辺の金属部材(手すり・笠木など)
・アンテナやその固定金具
面積は小さいですが、部材の破損や雨漏りに直結する恐れがあり、かなり注意を要します。

具体的な例としては、特に倉庫など毎日目にすることがないトタン屋根では、錆びで穴が開き、雨漏りする例があります。棟板金の釘が錆びついて釘穴から雨漏りしたり、強風の際にいきなり棟板金が飛ばされた例も。釘やビスなど「金属留め具」の錆びが原因で、板金が飛散するケースは実際多いです。雨水が溜まりやすい部位では、特に塩害の進行が早まるでしょう。
⭐点検・塗装を10年以上行っていない際は、当社の無料点検・見積もり作成をぜひご検討ください。
当社では、千葉の老舗塗装店として「デメリットも含めて事実を調査・お伝えする」ことに責任を持っております。クリーンペイントでは「高い塗料で塗れば絶対に長持ちします!」等の売り文句はお伝えしておりません。
高耐久塗料を使用することにはもちろん意味があります!ただ、千葉県での鉄部塗装は、外壁塗装に匹敵するほどは長持ちしない可能性もお伝えしています。海沿いエリアでは特に鉄部が傷みやすいため、 15年20年とメンテナンス要らずにできる可能性は低いです。
大雨の後や台風シーズンは重点的に、点検が大切になることをお伝えしております。
塩害対策の基本かつ最初の一歩は「塗装」。
錆びてしまった所を部分的に「ステンレス製」に交換する補修工事もおすすめです。
当社では、サビ除去から塗装、塩害箇所修繕工事もご対応しております。
いつでもご相談頂ければ幸いです!(千葉市・千葉県全域対応)
▷【はじめての塗装工事をご検討の方も】お問い合わせから工事後までの流れ
千葉市・周辺で特に塩害に要注意のエリアは?
千葉市は東京湾に面しており、約42kmの海岸線を持っています。
海岸の多くは千葉港の港湾施設が集積する一方、稲毛から幕張にかけては人工海浜が続いています。
千葉市内で特に塩害を意識したいのは、美浜区や中央区が挙げられます。
その他、花見川区・稲毛区・若葉区でも注意が必要です。海に面さないエリアもありますが「弱塩害地区」に指定されています。
上記は、東京電力が作成した千葉県周辺の塩害マップです!参考に記載させていただきます。
海に面している方向、周囲の建造物(風の動き)、台風等の強い外的要因によって、海塩粒子を受ける程度は変わります。エリアだけで塩害の危険度を決めずに、ぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。
まとめ|千葉の塩害対策は塗装を第一に考えよう!

千葉市の住宅メンテナンスで大切なのは、「海から何km離れているか」だけで塩害を判断しないこと。周辺の建造物の建て込みによる風向き変化、雨水への曝露の多さ、そして強力な自然現象・台風によっても塩害は早く進行します。
台風は、沿岸からある程度離れたエリアでも、強い風圧で塩害を広げます。塩分の付着と湿潤・乾燥を繰り返して、時間をかけて劣化が進行していくものと捉えるのがよいでしょう。豪雨や台風シーズンでは、すでに起こっている錆びが原因の雨漏りに注意しましょう。
錆びにかかわらず、台風の後には一度お家を点検するとご安心いただけます。
塗膜の剥がれや建材のズレなど、変化は早めに見つけて、結果的にメンテナンス費用も抑えていきましょう!年中、海風、雨、紫外線、強風などの影響を受け続けていることを念頭に置き、大切な建物を塗装してあげてくださいね。
千葉市の老舗塗装店クリーンペイントは、ひと手間を惜しまない塗装仕事でお力添えさせていただきます。




